製造加工の流れ

1 材料の入荷

使用膜材の主材料原反や糸、マジックテープ等の副材料を入荷します

深澤製帆店入荷の様子
大型のテントハウスになると、2m巾原反生地を何十反と使用します。
当社には工場屋外(構内)の運搬にはフォークリフト、工場内の運搬にはホイストの設備があり楽々です。

2 裁断

製作図面に沿って、指定の幅・長さ・かたちに膜材をカットします

深澤製帆店の裁断くん
直線自動裁断機の『裁断くん』2台を保有。
深澤製帆店のP-CAM
テント業界では珍しい曲線裁断やくり抜き、目打ちによる印付けにも対応した『P-CAM(パターン裁断機)』を保有し複雑な形状の裁断にも対応しています。
カットのみの加工も承ります。

3 溶着

生地は原反巾が決まっていますので、原反を巾継ぎして製品の指定サイズになるまで広げます。塩ビコーティングされている生地の場合には主に高周波ウェルダーを使用した溶着にて巾継ぎを行います。

深澤製帆店の溶着の様子
高周波出力15kWのハイブリッド高周波ウエルダーを保有しているので、40mmの幅継ぎ溶着要求にもお応えできます。
深澤製帆店の足踏みウェルダー
小物の溶着に最適な足踏みウェルダー
深澤製帆店の大型ウェルダー
面への溶着可能な大型ウェルダー
深澤製帆店のコーナー部ウエルダー
コーナー部も溶着可能なウェルダー
深澤製帆店のウエルドマスター
バケツ型溶着加工可能なウエルドマスター
深澤製帆店の自走式トライアド
自走式トライアド

その他、溶着設備多数保有していますので、様々な溶着要求にお応えできます

4 ミシン縫製

綿帆布製品をはじめ、エステル帆布製品のパーツづくりや、製品の周囲補強、仕上げの加工はミシン縫製です。

一本針総合送り、上下送り及び二本針ミシン多数保有腕ミシンも保有していますので、ジャバラダクトも製作可能です

5 ハトメ打ち

テント設置の際、フレームにテントを固定する為にフレームとテントをロープで結束する必要がありますので、テントにロープを通す為の穴(ハトメ)加工を施します。

深澤製帆店のハトメ打ち
当社では、使用頻度の高い
#8歯付ハトメ(内径 10mm /#25アイレット相当)
#3歯付ハトメ(内径11.5mm)
#28アイレット(内径12mm)
の3種類の自動打ち機を保有しています。その他のサイズのハトメをご希望の場合には手打ちで対応させていただきます。

ハトメサイズ一覧表はこちら

サイズ 外形(mm) 内径(mm) 高さ(mm) 材質
# 25 18.9 9.6 7 真鍮
# 28 23.4 12 7.8 真鍮・ステンレス
# 30 27.5 15 9 真鍮
# 35 44.8 25.5 10.9 真鍮
#3 歯付 22.9 11.5 7.8 真鍮・ステンレス
# 4 歯付 26.7 13 9 真鍮
#5 歯付 31.3 16 11 真鍮・ステンレス
#6 歯付 37.8 18.7 11.2 真鍮
#8 歯付 18.5 10 7 真鍮

6 たたみ・梱包・出荷

巨大なテントも布なのでコンパクトにたためます

深澤製帆店の畳まれた大形テント
たたみ作業は人力で行っています。
大型テントの加工の場合、たたみ~出荷(製品を工場内から外へ運搬する作業)がむずかしくなりますので、製品1枚あたりの総重量は1tまでを上限として加工させていただいております。
(生地によっても加工できる大きさが変わりますので、大型テントの加工をご依頼の場合にはご相談ください。)